長命草茶

伝統野草に島の未来を託して。喜界島の新たな産業として誕生した、血糖値サポート茶

「食後の血糖値の上昇が気になる」そんな不安を抱えずに、食事を心から楽しんでほしい。株式会社喜界島薬草農園は、この切実な願いを胸に、鹿児島県・喜界島の伝統野草を用いた「喜界島 長命草茶」を生み出しました。この一杯には、島の未来をかけた熱い挑戦と、美味しいものづくりへの執念が詰まっています。

島の危機を救う希望の野草

喜界島は長年サトウキビ生産が経済を支えてきましたが、農家の高齢化により、産業維持の危機に直面していました。島の生活を支える糧を守るため、有志が新たな基幹産業として着目したのが、島の海岸沿いに自生する伝統的な健康野草「サクナ」（ナンゴク長命草）です。古くから「1株食べると1日長生きする」と言い伝えられてきたこの野草に、島の未来を担う大きな希望が託されました。同社は、単なる農作物の販売を超え、島内の栽培農家との間に揺るぎない信頼関係を築き、安定した生産体制と島全体の発展を目指しています。

隆起サンゴ礁が育む特別な品質

喜界島は、世界でも3ヶ所しかない、今なお動き続ける隆起サンゴの地層でできた島です。この風化サンゴがゴロゴロと散らばる大地が、ミネラルを豊富に含んだ天然のアルカリ土壌を形成しています。農薬や化学肥料に頼らずとも栄養価の高い作物が育つ、地球環境にもやさしい自然の恵みです。

この特殊な環境で、無農薬・無化学肥料で育った喜界島産ナンゴク長命草は、驚くべき特徴を持っています。同社の研究により、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が、他産地のものと比べ約2.5倍多く含まれていることが明らかになりました。この品質こそが、喜界島の誇りであり、「長命草茶」の基盤です。

伝統の野草を科学で解き明かし、美味しさを追求

同社は、「1日長生きする」という伝承を現代科学で解き明かすことに挑みます。注目したボタンボウフウ由来クロロゲン酸は、人での臨床試験を通じて、食後の血糖値の上昇を抑える機能を持つことが証明されました。この科学的根拠に基づき、「機能性表示食品」（届出番号：F348）として届出されています。

開発における大きな壁は、独特の風味を持つ野草を、成分を損なわずに「継続できる美味しさ」と両立させることでした。そこで、ほうじ茶に用いられる「焙煎」の手法を取り入れ、熱に弱い有効成分の含有量を下げないよう、焙煎時間と温度を何度も変えて試行錯誤を重ねます。その執念が実り、ご飯に合う味で、飽きずに日常使いができる現在の加工条件を発見しました。

「長命草茶」の機能性、美味しさ、継続性の追求は、「ウェルネスフードアワード 2021 食品素材部門 金賞」を受賞したことで、第三者によっても認められています。

米飯などの食事のお供に。お茶漬けもおすすめ

「長命草茶」は、米飯や炭水化物などの食事の時に、1日摂取目安量2gを飲むことで、食後に上がる血糖値を抑える機能が期待できます。

また、飲んだ後の茶がらも美味しくお召し上がりいただけるため、素材を丸ごと摂取できるのも魅力。特におすすめなのが、ご飯に本品2gを振りかけお湯を注ぐ「お茶漬け」としての活用です。

喜界島の太陽と潮風の恵みが詰まったこの一杯が、人々の豊かな食生活と健康的なライフスタイルをサポートします。