Style Be Officeが販売するaru麦茶ティーバッグ 全2種
Style Be Officeが販売するaru麦茶ティーバッグ(24袋入り)
Style Be Officeが販売するaru麦茶ティーバッグ(48袋入り)

Style Be Office

aru麦茶ティーバッグ 全2種

セール価格¥1,600
種類:24袋入り
数量:

在庫数: 5

Tokyo Family Marche 有明ガーデン店で受取可能です 通常2〜4日で準備が完了します

aru麦茶ティーバッグ 全2種

24袋入り

Tokyo Family Marche

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音楽家が初めての事業にチャレンジ。消費者として出会った「推し農家」の麦で作る、黄金色の麦茶

音楽家として活動していた、Style Be Office代表の塩谷直子さん。「推したい」と思えた農家との出会いをきっかけに、無農薬の大麦を使った「aru食べられる麦茶」の開発を始めました。こだわりの麦が育つ土は、下水道資源の汚泥を活用したもの。aruの麦茶が「茶色くない」理由にも、この商品ならではの魅力が詰まっています。

ビジネス未経験の音楽家が「推し農家」のために麦茶作りへ参入

もともと塩谷さんは音楽家で、演奏や講師の活動を今も続けています。そんな塩谷さんが麦茶を手がけるようになったきっかけは、YM発酵肥料を使った無農薬の土で作る大麦や玄米の味に感動したこと。煎っただけの収穫物をそのまま食べても、サクサクしておいしかったのだといいます。

その麦や米を作っていたのは、元佐賀市職員の山口徳雄さんです。所長を務めた佐賀市下水浄化センターでは、汚泥にYM菌を加えて肥料を作り農業や漁業に活用する取り組みを行っていました。定年後の現在は、佐賀県内で農業を営んでいます。当初は、生産者と消費者としての出会いでした。

会社の立ち上げどころか、請求書や納品書も書いた経験がなかった塩谷さん。しかし、自分で大麦をフライパンで煎り、麦茶にして飲んでいると「これを世の中に出してみたい」という意欲が沸き立ってきました。「山口さんはほかの農家さんとどこか違う。『あなたを推したい』という気持ちでした」と塩谷さんは振り返ります。こうして塩谷さんは、初めてのビジネスとなる第一歩を踏み出したのです。

発酵肥料と汚泥を活用した、国からも視察に訪れるふかふかの土

山口さんが作る土の特徴は、稲や麦のわらを丁寧にすき込んで「じゅんかん発酵肥料」を加えている点です。YM菌などを用いた発酵肥料で育てた農作物は「じゅんかん育ち」と名付けられ、味がよく下水道資源を有効利用できることから国土交通省が推進しています。山口さんのもとには、国土交通省の視察団も訪れているのだそう。

土壌微生物が発酵肥料の働きで活性化すると、その過程で生成されるアミノ酸も増加。品質と栄養にすぐれた農作物が育ちます。この仕組みは、何も新しい発見というわけではありません。化学肥料や農薬が普及する以前の農業では、当たり前のように行われていました。

子育てのタイミングで、食べものに気を遣い始めたという塩谷さん。古くなったら枯れるはずの野菜が、なぜ冷蔵庫で茶色く変色するのだろう――。そんな学びを重ねた末、農薬や添加物が気になり始めます。山口さんの野菜に惹きつけられたのは、必然ともいえる流れでした。

よい土で作ったものは栄養があって、おいしくて、しかも安心して口にできる。産前産後の女性だけでなく、家族の誰もにベストな選択肢になるはずだ、そう塩谷さんは考えています。胎内で最初に作られる「腸」を重視していることもあり、白米などと比較して食物繊維が豊富な大麦という食材も魅力に映りました。

「麦茶が茶色い理由」を知り、あえて焦がさない浅煎り焙煎を選択

麦茶の生産を決意した塩谷さんですが、どの焙煎所に電話をしても初めての個人だからと断られてしまいます。半年かけて、ようやく委託先が決まりました。

焙煎所と話を進めるうちに、「なぜ麦茶の焙煎ではここまで麦を焦がすのだろう?」という疑問が生じます。その答えは、「色を付ける、それだけ」というものでした。つまり、消費者がイメージする「麦茶の茶色」を作る工程だったのです。色のためにせっかくの栄養と味わいを損なわせなくてもよいと、焙煎は浅煎りに決めました。

ところが、過去にはないオーダーだったので、ベストな焙煎の度合いを自分で探らなければなりません。フライパンの温度や焙煎時間を細かく計測し、自宅の台所で実験を繰り返します。「ここがストライクゾーンだ!」とたどり着いた麦を口に入れると、まるでポン菓子のような香ばしさ。aruの「食べられる麦茶」というコンセプトにもつながるエピソードです。

やっと麦茶を完成させたものの、会社を立ち上げて間もない塩谷さんには販路が乏しく、生産が過剰になってしまいました。ちょうどその頃、佐賀出身で友人のタレントが、地元と東京でCDデビュー20周年ライブを開催するとの知らせが届きます。お祝いの気持ちを込めて麦茶を観客全員に配ったところ、そこから生まれた取引先もあったのだとか。

1リットルあたり約60円!栄養にもすぐれた自慢の麦茶が完成

麦を焦がしての色付けにこだわらなかったaruの麦茶は、黄金色にも似た「水色(すいしょく)」を謳っています。浅煎りで食物繊維やアミノ酸などの栄養に配慮しつつ、二条大麦本来の甘さと香ばしさのみを引き出した、まろやかな味わいです。無農薬・ノンカフェインなので、妊娠中の人や赤ちゃんも気がねなく楽しめます。

「風邪をひいてジュースさえ受け付けなかった子どもが、この麦茶はごくごく飲んだ」との反応も、完成度への自信を深めました。さらに男性から「便通がよくなった」と感想が寄せられ、食物繊維や腸内環境への関心は男女を問わず高いことに気づかされたといいます。

煮出し・水出しのどちらも作業は短時間で、あとはしばらく放置するだけです。濃さはお好みですが、標準の「1パック1リットル」で作った場合のコストは60円ほど。「おいしいし栄養もあるしコスパもいいし、『これ、よかろうもん!』と声を大にして言いたいですね」と塩谷さんは笑います。

麦の可能性をさらに広げるべく、新しい商品の開発を目指す

2025年からは、お徳用サイズの販売が始まりました。ティーバッグが48パックも入っていて、たくさん飲む時期にぴったりです。夏は、柑橘類をしぼって飲むとさわやかという声も届いています。

今後の計画として、麦茶コーヒーの製造も構想しているそう。麦茶コーヒーは、エスプレッソに近い抽出方法と味わいが特徴です。ノンカフェインではありますが、必ずしも健康志向の人だけのものではなく、イタリアやスペインでは日常的に飲まれています。

ひとりの農家との出会いから、人生で初めての事業にチャレンジした塩谷さん。その純粋な思いはこれからも麦の可能性を広げ、不思議な縁を紡ぎ続けていくことでしょう。

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